直行便は無いので,マニラ空港(IATA MNL)経由となるのですが,当初transitの時間が短い(2H)ということでJAL便ではなくフィリピン航空(PR)の旅程を旅行会社から提示されました.こちらも乗り換え時間は同じ2時間なのですが,PR便同士なら可能ということでしたが,調べるとターミナル間の移動が問題のようでした.MNL にはターミナルが4つありますが,それぞれのターミナル間の移動にはバスが用意されているのですが,これがなかなか曲者のようです (時間がかかるし到着時間が読めない).
Boracay島へ行くための MPH までのPR便は,Terminal 3 から出発するのですが,それがJALが到着するTerminal 1からだと乗り換え時間が3時間は必要ということでした.日本からのPR便はTerminal 2に到着するのですが,それほどターミナル間の距離が違うとも思えませんでしたが,T1>T3 と T2>T3 とできっと何かが違うのでしょう.結局他の同行者の旅行代理店がJAL>PRで出してきたことを根拠にごり押ししました.
往路は,2015.05.11[Mon] JL741便で成田空港(NRT)からマニラ空港(ニノイ・アキノ, Ninoy Aquino International Airport, IATA MNL)へ出発です.定刻はNRT 09:30発なので,いつも通り早朝(6時前)の電車でNEX3号(横浜 06:22→成田空港第2 07:52)で向かいます.到着後,ラウンジで朝食です.本日は移動ばかりで仕事も無いので,朝から飲んでます.最初の頃はちょっと後ろめたい感じもありましたが,最近は慣れたものです.そういえば成田空港は久々のような気がします.いつものbeef curryは10時頃からだったので,普通の朝食となりました.この日はそれほどは混雑していませんでした,朝が早いからでしょうか.
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食事後,下に降りてあまり時間もないのですが一応wineを試してみます.RIOJAなのでスペインだと思いますが,相変わらずtable wineとしては安定のチョイスです(少し時間が経過している感じも味がこなれてていい感じになっています).
機内での食事は以下でした.
現地到着予定時刻は13:10で,飛行機に乗っている時間は4時間40分の予定で,ほぼ予定通りだったと思います.このくらいの距離であればほとんど苦はありません.
マニラ空港では,普通通りに入国審査を通り,預けた鞄を pickup してターミナル移動となります.事前の調査では,ターミナル間のバス移動はほとんどあてにならないので,タクシーを利用した方が良いという提案がほとんどでした.なので,最初からバス移動は諦めて有料でタクシーに乗ることにしました.
調べたブログでは,空港を出たところにタクシー乗り場がある,というのでそれらしいところへ行くと,現地の人が待ち構えていたので,時間がないこともあり,ついて行きました.値段を確認すると1,200PHPで,きちんとパウチされた紙の表を提示して,これが料金だと言います.日本円で3円/PHP弱なので3,500円程度です.ターミナル間の移動にしてはフィリピンの物価を考慮しなくても高めです.時間に余裕があれば却下なのですが,まぁレシートももらえたので (若干払った額より安かったような),時間を優先しました.個人だったら絶対乗らないと思います.
肝心の移動ですが,やはり空港の外側を移動してT3まで行きます.道路はあちこちで工事をしているためかありえないくらい混雑していて,運転手も途中で空港近くのバラックが立ち並ぶ細い道などを通ってくれましたが,それでも焼け石に水のようなものでした.
それでもなんとか余裕をもってT3に到着できてフィリピン空港のカウンタに行くと,APEC (そう今回はAPEC関連の国際会議に出席する用事だったのでした)関連の現地の方々がいろいろ手続きをしてくれました.それでも時間が結構かかったので,確かに個人旅行だと2時間の乗り換え時間では難しいかもしれません.タクシーの件といい,この国のインフラは過去最悪といっていいほどの問題を抱えているように思いました.
マニラ空港からカティクラン空港へは15:10発のPR2053便です.Terminal2 から出発する飛行機はプロペラ機でした.以前,米国の短距離で経験済みで,意外に早いので,特に気になりません.しかし,行き先のカティクラン空港は小さい空港で,日が落ちると着陸できないようでした(予定では16:10着).実際,我々の前日と翌日の同じPR2053便ではカティクラン空港に着陸できず,パナイ島のより大きなカリボ国際空港(Kalibo International Airport)で降ろされたようです.カリボからはカティクランの港まで68kmあるそうで,港まで一時間以上かかったみたいです.途中,島(ボラカイ)をぐるりと一周してから,空港に着陸しました.
パナイ島のカティクラン港からは,船でボラカイ島まで向かいます.空港から港へは歩いていけるくらい近いのですが,車で送ってもらいました.港とはいっても,単なる浜のように見えます.通常は,ボラカイ島の南端に到着するようですが,今回は真ん中近くの浜の桟橋まで連れて行ってもらいました.途中Coast Guardに並走してもらいながらで,何を大げさなと思いましたが,考えてみれば国際会議なわけですので,昨今のテロ事件などを考えると用心に越したことはないので,有難いと思います.
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島に到着してから,会議のregistrationをするまで少し時間がかかりましたが,その後ホテルに移動です.通常は,会議が開催されるホテルを予約するのですが,当初予定されたホテルから変わってしまったのと,ホテルの予約がとても面倒(パスポートのコピーを送れとか)だったので,もう最初に会場として予定されていたホテルをオンラインで予約したのでした.ホテルへも,車で送ってもらいました.途中幾つかホテルを経由しましたが,意外にきちんとしたホテルが沢山あって,開発が進んでいるなぁという印象を持ちました.
ホテルは,Boracay Regency Beach Resort and Spaです.最初会場になっていただけあって,会議室ホールらしきところもあり,建屋が複数あり,かなり大きなホテルでした.
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部屋がある建屋の間にプールもあり,全部で3つくらいあったのではと思います.ビーチも目と鼻の先なためか,あまりプールに入っている人は多くなかったです.部屋は,twin bed roomで,それほど広くも狭くもない,といった感じでした.確か,湯船は無くシャワーだけだったと思います.
朝食は,ビーチ沿いにあるレストランでした.最終日は朝が早かったので食べられませんでしたが.
目の前のビーチです.もう少し,観光客が少ないと良いのですが.白い砂が遠くまで続いており,波も穏やかで良いビーチでした(全ての仕事が終わった最終日にざぶんと入りました).
帰りは,2015.05.15[Fri]です.行きと同じく,船でPanay島までまず戻る必要があります.APECの事務所みたいなところで船の時間を聞くと,7時くらいに出るというので,かなり時間は早いのですが,とりあえず予約してもらいました.
行きもそうでしたが,既にあるリストを確認するというより,全て名前を言って記入するだけといった感じでした.事後で確認するのかもしれませんが,予約の確認みたいなプロセスはほとんどなかったと思います.
船着場に7時ということは6時半にはホテルを出る必要があります.早めに荷造りをして,check outすると,ちょうど移動用の車があったので,お願いしてそれに乗ることにしました.船着場に到着して,船に乗ってPanay島に到着です.そこから行きと同じように車で1分くらいの空港まで送ってもらいました.
空港では,空港税が必要でした.確か100PHPくらいだったと思います.日本円で300円くらいでしょうか.カードが使えないので,現金を残しておく必要があります.
当初予約していた便は,PR2052(10:20発)でしたが,かなり早く空港に到着してしまいました.ここでもAPEC専用カウンターがあり,そこへ行くと8:30くらいの早い便に変えてもらうことができました.本来は便を変更できないticketなのですが,APECの力でしょうか.空港の中には,待合室が1つあり,小さいながらもお土産屋さんもありましたが,いろいろ思案しましたが,結果何も買いませんでした.もう少し,現地っぽい手軽なお土産があれば良いと思うのですが.
マニラ空港には,予定通り10時くらいには到着しました.荷物を一旦 pick up して,ターミナル移動です.今回は,相当に時間に余裕があるので,通常の手順で,バスで移動しました.空港内の表示の通り,ターミナル(T3)内を歩くと,バス待ちの場所らしきところに到着しました.あまり人が居なくて多少心配になりましたが,暫く待っていると,20分程度でバスが到着しました.やはり,あまり利用されていないのかもしれません.
バスは,空港内を移動して,T3からT4,T2と移動し,一旦空港の外に出てからT1の外側に到着しました.T1は国際線ターミナルなので,それ以外の国内線ターミナルと区別しているようでした.ちなみにT4はLCC用らしく,外観だけ見ましたが,かなり古い感じでした.ではT1は良いかといえば全然違ってて,まずターミナルの中に入るためにX線検査とパスポートチェックがありました.内部も2階は工事中で,売店らしきものが1つあるだけでした.外に出ればもう少しお店があるかもしれませんが,再度出国審査的なチェックを受けるもの面倒だったので,JALのcheck-inカウンターが開くまで1.5時間くらい,ターミナル内部に居ました.さすがにお腹がすいてきたので,売店を物色すると,カップラーメンなどしかなく,簡単に食べられられるものは,以下の肉まんしかありませんでした.南国で温かい肉まんというセンスが理解不能でしたが.
日本への帰国便は,JL742(14:25発)です.check-inを済ませ,ようやくターミナル内に入って,お土産でも買おうかと物色しました.数件,お店がありましたが,フィリピン的なお土産を売っている店は1件程度で,あとはどこにでもあるブランド品を売る店と,現地のお店的なものしかありません.もう少しお土産としての品を開拓してほしいと思いました.
探すと,JALのラウンジがあったので,入ってみました.小さくて場所も分かりづらかったのですが,beerとサンドイッチがありました.さすがにゲート付近にも食べ物やお酒を供する店がありました.
JL742の成田到着は,定刻19:55で,大体そのくらいに到着したと思います.時差が1時間あるので,到着は遅く感じます.朝が早かったので,ほぼ寝ていたような気がします.